技術開発カンパニー(よくあるご質問)

KS本体編

※質問内容をクリックすると回答の開閉ができます。

交流100Vで使用できますか?
あらかじめ交流100V電源よりバッテリーに充電した上で使用します。
充電式バッテリーの持続時間はどのくらいですか?
満充電状態で約8時間です。プリンタを使用される場合は持続時間が減少します。(4~5時間)
時計機能のバッテリーの寿命はどのくらいですか、交換は簡単にできますか?
1年間の動作保証を致します。1年を超えた場合は実費にて交換を賜ります。バッテリーの交換はお買い上げになった代理店若しくは弊社までご連絡下さい。
高温・多湿の現場で測定は可能ですか?
周囲温度は0℃~+40℃、周囲湿度は90%RH以下(結露の無い事)であれば問題はありません。
油脂・粉塵の多い場所でも測定は可能ですか?
可能です。但し同環境下での保管は機器に障害が及ぶ恐れがあるためご遠慮ください。
メモリータグにはどの位のデータが保存できますか?
最大16設備のデータを保存できます。KS-3000シリーズは128件(低圧設備)保存できます。
KS本体の電源が「ON」の状態でメモリータグを抜き差ししても問題はありませんか?
問題はありません。
メモリータグの代わりに市販のUSBフラッシュメモリーを使用できますか?
市販のUSBフラッシュメモリを使用することはできません。
高調波センサのケーブルを延長する事は可能ですか?
弊社営業技術までお問い合わせ下さい。(10mまで確認済み)
付属品以外の電流クランプを使用することは可能ですか?
付属品以外の製品を使用されKS本体に不具合が発生した場合は保証期間内であっても保証を致しかねます。
診断対象設備の容量・電流範囲を教えて下さい。
0.75KW、2A以上の負荷電流が必要です。これ以上であれば診断可能で、上限はございません。
高圧モータ、トランス(660V以上)を測定することは可能ですか?
可能です。但し「電流クランプ」による電流測定は行いません。適切な安全対策をした上で測定して下さい。
劣化診断器には自己診断機能がついていますか?
自己診断機能があります。詳細はお問い合わせ下さい。
パソコン本体にRS-232C端子がありません。USB端子とKS本体を接続できますか?
RS232C-USB変換器を使用してください。
NiCd(ニッカド)バッテリーの交換はユーザーで出来ますか?
出来ません。使用頻度によっても異なりますが、2年に1度の交換をお奨めします。(現在はニッケル水素電池への交換をお勧めしています。)
測定不可となった場合、何を疑えばよいのですか?
入力信号が適切になるようにしてください。それでも測定不可となった場合は、高調波センサのケーブル断線が疑われますので、本体ごと弊社までお送りください。お客様で分解・修理されますと保証対象外となる場合がありますのでご注意ください。
KS本体および高調波センサの校正(キャリブレーション)は必要ですか?
必要ありません。
測定電流が、100A超~300A未満の時の電流クランプは、用意されていますか?
付属の大型電流クランプを使用してください(MAX600A)。
つい最近まで使っていた診断器ですが、スイッチ(電源)を入れても液晶画面に文字が写らなくなりました。また、充電しようと試みたのですが、バッテリー充電ランプ(赤・緑)が点灯しません。
恐らく、バッテリーの寿命と思われます。診断器のバッテリーはニッカドバッテリーを使用しており、これは消耗品です。バッテリー切れは突然起こりますので、このような場合弊社もしくは代理店までご連絡下さい。
冬場にKSを使用していたら急に電源が切れました。室内放置後に電源は入りました。原因は何なのでしょうか?
KSの使用環境環境温度は0℃~となっております。0℃付近(低温時)ではバッテリーの性能が極端に悪くなり、能力が発揮できません。また、液晶画面が表示しないこともあります。冬場このような現象が起こった場合、暖房の入っている室内で30分程度温めてから使用して下さい。これでも問題が改善出来ない場合は弊社もしくは代理店へ御問合せ下さい。
データ未入力項目があった場合は診断結果に影響するのでしょうか?
データ未入力項目があってもKSの診断結果には影響はありません。あくまでもデータを記憶するための機能です。
高調波センサ-にてR. S. T 又はU. V. Wを測定する場合、キャブタイヤケーブルの所に近づけて測定できるのですか?
3本線であってもキャブタイヤケーブルのところでも測定に問題はありません。
高調波フィルターの入っている設備機器でも測定・診断は可能ですか?
可能です。
外部から伝播してくる高調波の影響を受けることはないのですか?
外来高調波の影響は受けないようにしています。ただし、高調波を含む大電流の機器や特異な高調波電流を発生する機器が設置されている場合は、影響を受ける可能性があります。
インバータ一次側のケーブルとインバータ二次側のケーブルが結束されている場合 、診断時にはケーブルをバラにしてから作業を行わなければならないのですか?
ケーブルを結束しているところでは誤差が出やすいため、その場合はバラして測定を行う必要があります。通常の場合は、インバータ本体の下側よりケーブルが出ており、そこでの測定は可能かと思われます。(下・左側ケーブルが入力側(RST)、同右側ケーブルが出力側(UVW)です)
電流の測定は各相(U.V.W)全てを測定する必要がありますか?
各相(UVW)を測定する事で電流不平衡率を算定します。不平衡率の数値で巻き線絶縁の異常劣化状態を診断することができます。電流測定は660v以下の設備が対象です。
インバータの一次側は何故測定しているのですか?
インバータの平滑コンデンサを診断を行うために測定しています。
高調波センサによる測定を行う場合に避けなければならない測定部位はありますか?
別紙を参照してください。

測定を避ける部位について(PDF)

交流電動機の測定箇所について、モータと入力箇所(電源盤)の距離による測定誤差はありますか?
500メートル程度以内なら測定誤差はほとんどありません。
当社の電源盤の負荷には、電動機の他にインバーター負荷も存在しています。この様な、状況で高調波測定をした場合、インバータ負荷のノイズを拾い、電動機の診断に支障を来すことはないですか?
ありません。高調波の次数により各診断項目を分けており、電源の汚れ(高調波汚染)かどうかを判断する事が出来ます。
プローブのあて具合で、測定結果はどの程度変化しますか?
正しく使用して頂いた場合、ワンランク(A⇔B1)程度は変化します。
「不規則な振動等が発生しているため据付異常が診断結果に付加される」と記載されているが、測定中の手の振れなどでも同様の事象は発生しうるのでしょうか?
揺れの程度によっては発生します。よって、センサーを持つ手にもう片方の手を添えて固定してください。
強い磁界を発生する部位での測定はさけるよう記載があるが、具体的な場所を教えてほしい。診断装置が磁界の影響を受けているかを確認する方法はありますか?
モータの端子箱、インバータの真下、分電盤内の電磁開閉器近く、リアクトル近く、ノイズフォルター近く、発電機の近くは避けて下さい。また数値変動があれば磁界の影響を受けています。
測定時のセンサー状態は「入力適正」「入力過大」の範囲で行うよう記載されているが、「入力過大」の状態で測定しても適正な測定ができますか?
入力過大の状態でも適正な測定ができます。入力適正>入力過大>入力不足。
高圧モータの測定位置で30~50cmの範囲に他の回路がある場合や、「入力不足」を表示した場合、どのようにすればよいですか?
高圧保護具を装着しセンサー距離を近づけて適正の範囲で測定します。高調波センサが通電部位に接触した場合、20KV1分程度の耐圧があります。
診断対象設備の仕様について詳しく教えて下さい。例えば診断対象設備でも様々の容量のものがあるが、いずれも診断対象となりますか?
上限は無く275KVまで測定実績があります。下限は負荷電流で2A程度までです。なお、高調波含有率を各高調波次数で指数化しているため、機器の特性による影響は殆どうけません。例えば、モータ診断で言うと、極数や仕様の違い等です。
KS-3000の診断報告書で高調波汚染と言う言葉が出ていますが、これはどういう意味ですか?また、共振現象とはなんですか?
詳しくは、別紙をご参照ください。

高調波汚染と共振(PDF)

弊社では、高調波診断器KSシリーズの販売/サポートや電気設備機器の劣化診断サービス(有償)を行っています。
詳細は「高調波診断」にて内容を紹介しています。診断器の導入やご検討についてはお気軽にお問い合わせください。